何話していいか分からんし、特に初めて会う人とは目線合わせるのも苦手だわ。
コミュニケーションって何なんすか?
コミュニケーションってよく聞くけど、何のことかよく分からなくて苦手と感じる人が多いんだ。
今回は、コミュニケーションに対する苦手意識についてまとめていきます。
コミュニケーションへの苦手意識
【株式会社JTBコミュニケーションデザイン】の調査によると
コミュニケーションが苦手を感じる人は、調査対象全体の58%であったと報告しています。また、具体的に何が苦手かについては
「複数の人の前で発表すること」…75%
「初めて会う人と話すこと」…63%
このように報告されており、非常に高い数字となっています。
つまり、主体的に発言する場面や日常とは違う場面でのコミュニケーションにおいて苦手意識を持つ人が多いようです。
反対に得意なことの項目に関しては
「人の話を聞くこと」…77%
このことにより、能動的な場面や雑談などの日常的な場面は得意と感じるようです。
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【 コミュニケーション総合調査 】
なぜ苦手と感じてしまうのか?
コミュニケーションが苦手な理由は数多く考えられますが、今回は3つの視点から考えていきます。
うまくいったのか実感が持てない
個人の能力や技量が向上したからといって、円滑なコミュニケーションができるわけではないです。
コミュニケーションは何人かの人が集まって初めて成立するものであり、うまくいったかどうかはその特定の人の能力や技量だけでは、評価できません。
自分が「いいこと言ったぞ」「うまく仕切れたぞ」と思ったとしても、周りの人が微妙な顔をしていたり、反対意見が多かったりすると「失敗だったかな」と感じてしまいますね。
人によってイメージが異なる
そもそもこの「コミュニケーション」という言葉には、どのような意味があるのでしょうか。
コミュニケーション(communication)
社会生活を営む人間の間におこなわれる知覚・感情・思考の伝達。
※広辞苑より引用
このコミュニケーションという言葉は多くの意味を持つ用語であるため、人によって意味や使い方、イメージするものが異なってきます。
例えば「コミュニケーション能力」とは何ですか?と聞かれた時に
コミュニケーション能力とは「相手にはっきり意見を伝える力だ!」
コミュニケーション能力とは「TPOに合わせて正しい言葉づかいをする力だ!」
コミュニケーション能力とは「相手の立場に立って物事を考える力だ!」
など、いろいろな解釈の仕方ができるかと思います。そしてどれも間違ってはいないのです。
このことにより「コミュニケーション」という言葉が宙に浮いた状態となりやすく、より難しく感じさせているのです。
自由に発言しにくくなった
世の中の風潮として「社会で生きていくためには、コミュニケーション能力が大事だ」と言われます。
それにより見方を変えると「言葉づかいをしっかりしないと社会から認めてもらえない」「ハラスメントが怖くて自由に話ができない」などという心理を生む可能性があります。
自己表現をしたいと思っても誤解されたり人間関係が崩れてしまうことを恐れて、伝え合うということを避けてしまいます。
今ではSNSですぐに情報が拡散してしまい、一部分が切り取られ拡大解釈されることで本来の意味と全く違う認識をされてしまうこともあります。
そういった意味でもSNSで自由度が増した半面、周りの反響を気にしてかえって自由に発言しにくくなったことが、コミュニケーションをより苦手にさせています。
コミュニケーションにはいろいろな解釈があり、自分と相手とは考え方が違うことを前提にコミュニケーションを考えていくことが大切なのです。
コミュニケーションを苦手とする人は多い
コミュニケーションの言葉の捉え方がそれぞれ違う
コミュニケーションに関する知識を蓄えることが大切
最後まで、ご覧いただきありがとうございました。