だけどキャプテンなんて自信ないし、やる気が出ないんだよね。
先生、どうしたらいいかな?
一生懸命練習してきたことを、監督は見てくれてたんだね!
誰でも始めはキャプテンなんてやったことがないから、どうしていいか分からないよね。
ゴンぞうくんには難しいかもしれないけど、大きくなってからも役に立つと思うから、みんなをまとめる人の心構えというものを教えるね!
上機嫌でいること
キャプテンやリーダー、部活動の部長など、みんなをまとめる立場になる時はいつ訪れるか分かりません。
理想のリーダー像みたいなものは色々ありますが、その中でも第一に「上機嫌でいること」が大事です。
ネガティブな発言が多い人や表情が怖い人には、誰しも近づきたくないですし、話しかけたくもないと思ってしまうものです。年功序列でただ順番がきて上の立場になっただけの不機嫌な上司は、上下関係はできてもリーダーとしての機能を果たすことができません。
リーダーには、自分の感情を整えることが求められます。
ムカつく時は、ダマって無視するより「今ムカついてる」って言ってしまう方が、後々のことを考えるとまだマシかもね。
ただね、ムカつくっていうのはその時の気持ちでしかないんだ。
例えば雰囲気が悪くなってる時に「楽しくやろうぜ〜」とかって前向きな発言をすると、ムカつくって気持ちはフッと消えて気分が晴れることがあるんだ。
そうやって気持ちをコントロールできるといいな。
完璧であろうとしないこと
「自分がチームを引っ張らないと」という思いで動いてしまうと、上記のようにイラ立ちで衝突した時に、一気にやる気が下がってしまいます。
普段から、完璧を求めず気楽に構えていることが大切です。
また特に野球は、各ポジションごとの役割が明確であるため、キャプテンとそれ以外という分け方はしないはずです。
各ポジションにつく選手が、リーダーシップを発揮することやポジションにつく責任を持たせることで、一人でチームを引っ張ろうとする意識を持たないようにすることも大切です。
メンバーを信じ抜くこと
ただ信じるのではなく、信じ続けることが大切です。
中途半端に信じてしまうと、裏切られたと感じた時に心が折れてしまいます。でもその時にそれでも信じている姿を見せることで、相手は大事なことに気づき心改めてくれるはずです!
最初から「どうせサボるんでしょ?」などと悪いイメージを持って人を見てしまうと、それは相手にも伝わります。
メンバーとしてもそう見られているのが分かっている状態で、努力したり結果を出そうと頑張ったりすることはできません。
野球という共通の志を持った仲間ですので、必ず通ずるものがあると信じることが大切です。
あまりこういう視点でやる気の話をする人はいないと思うから、こういう考えもあるのか〜くらいに聞いといてね!
(大人になってからは、こんな話聞き入れないだろうな…でも大事なことなんだ…)
でも、ちょっと勇気をもらえたよ。ありがとね!
上機嫌でいること
完璧であろうとしないこと
メンバーを信じ抜くこと
最後まで、ご覧いただきありがとうございました。