介護・医療

ケアプランで生活習慣の見える化を!第3表で意識すべきポイントとは?

ケアプラン第3表は週間サービス計画の欄であり、利用者のしている生活を書き込む部分です。

第1表、第2表でアセスメントした内容を盛り込んでいきますが、実はこの第3表にこそ、多職種連携のポイントが詰まっているのです。

そこでこの記事では、ケアプランの第3表について、どのような情報を盛り込むことが大事なのかを整理し、多職種とより連携がしやすくなる方法をお伝えします。

ケアプラン第3表を充実させるメリット

第3表での情報量を増やすことができる

利用者の生活習慣が分かりやすくなる

各サービス事業所が専門性を発揮しやすくなる

主な日常生活上の活動

毎日必ずやっていることをチェックすべし!

第3表の主な日常生活上の活動の欄には、朝起きてから夜寝るまでの間にどのような活動をしているか記載しているかと思います。

「起床」「朝食」「昼食」「夕食」「入浴」「就寝」などは、日課としている場合が多いので記入しやすいかと思いますが、ここにその利用者特有の行動が盛り込まれると、グッとプランの質が高まります

例えば、「新聞を読む」「ゴミ捨てに行く」「畑の草取りをする」「NHKを見る」「娘と話をする」など、アセスメントをしていく中で利用者が日課と認識していないことでも、ケアマネがその人らしい行動と思った事柄は盛り込んでいくと良いでしょう。

毎日やっていることは本人の自覚は乏しいですが、その人にとって意味のあることだから毎日継続しているわけです。そこに気づきのきっかけを与えることも、ケアマネに必要なスキルかもしれません。

そのような情報を集めているうちに、「この利用者は〇〇を大切にしているのだ」「この利用者にとって〇〇との繋がりは必要そうだ」などと、価値観に触れることができてくると思います。

見過ごすことはできない「夜間の排泄」

先ほど、朝起きてから夜寝るまでの活動について話をしましたが、就寝後の排泄についても確実に抑えていくようにしましょう。

夜間にトイレへ行く利用者は、結構いると思います。1時間に1回は行く人も、いるのではないでしょうか。
そのような情報を聞いたときに確認すべきことは、「トイレから戻ったらすぐ眠れているか」ということです。

加齢変化に伴い、夜間にトイレへ行くことは増えてきます。ある程度は仕方のないことですが、それにより睡眠の質が低下しているかどうかが問題になってきます。

寝付けない頻度はどのくらいか、寝付けない間は何をしているのか、それが日中の活動にどのような影響を及ぼしているか。
そこを掘り下げていくことで、例えば日中の傾眠の原因を検討するきっかけになっていきます。

睡眠不足は様々な面で健康を害してきます。夜間の排泄に関しては、すべての利用者に確認していくと良いでしょう。

多職種は意外と生活サイクルを見ている!

何時に食事を摂って、服薬をしているのか。毎日、3食食事が摂れているのか。日中の活動量はどのくらいあるのか。家族の外出の有無、一人になる時間帯はいつなのか。
などなど、一つの情報に対して多職種がそれぞれの視点を持って関わるため、情報はできるだけ多い方がいいです。

ケアマネが必要性は低いと判断した情報であっても、他の職種からみたら有用な情報であることは多々あります。

前述した「毎日、3食食事が摂れているのか」を例に挙げると、利用者から「元々1日2食しか食べない習慣だったから」という話を聞き、ケアマネはそれほど気に留めていませんでした。
しかしデイを利用し始めた時に、「デイで昼食を食べることはどうなのか」「低栄養が進行するリスクはないのか」「逆流性食道炎で食欲がないのではないか」など、多職種からの意見をもらい、それがきっかけで受診を勧めると胃の病気が発覚した。というケースがあります。

第3表に日頃の習慣を漏れなく記載しておくことは、このように病気の早期発見に繋がることもありますので、とても大切です。

週単位以外のサービス

介護保険サービス以外の記入を意識!

ここの欄には福祉用具貸与の状況や、隔週あるいは不定期で利用している介護サービスを記入する場合が多いかと思います。

しかし週単位以外の”サービス”であるため、インフォーマルサービスについても意識していましょう。
「家族と一緒に週1回買い物へ行く」、「月に1回知人が会いに来てくれる」など頻回ではないにせよ、その利用者にとって有意義だと思う行動については、ぜひこの欄に記入してください。

ともぞ〜。
ともぞ〜。
ケアプラン第3表は、その人らしさが反映しやすい項目です。
その利用者が生活で何を大事にしているのか、何に価値を見出しているのか意識して記入すると、多職種の皆さんもそれを見てそれに合わせた支援をおこなうことができます。
今回のまとめ

・多職種との連携を高めるには、日常生活上の活動を具体的に。

・夜間のトイレの回数を見逃さないこと。

・第3表は、その利用者らしさが出るところ。

最後まで、ご覧いただきありがとうございました。

ABOUT ME
ともぞ〜。
ともぞ〜。
介護支援専門員/理学療法士 病院や施設で高齢者と関わる仕事をしています。主に医療や介護に関する情報を発信していますが、メンタル面で生活に役立つことも記事にしてまとめています。