介護・医療

ケアマネって何する仕事だっけ?1年目に知っておきたいケアマネジャーの役割とは?

ケアマネジャーの仕事は、思っていた以上に忙しかった…。
そのように感じる方は、多いのではないでしょうか。

毎月のモニタリング、書類作成、給付管理、その他担当者会議etc…
日々業務をこなすことに必死で、ケアマネジャーに本来求められている仕事は何だったか忘れてしまった人もいるかと思います。

そこで今回は、ケアマネジャーに求められている役割について整理し、自分が何の仕事をしている人間なのか再認識できるようにしていきたいと思います。

ケアマネジャーの役割を知るメリット

多忙な業務の中でも自分を見失わないようにできる

根拠を持った役割分担ができる

ケアマネジャーであることに自信を持つことができる

プランニング機能

ケアプランを作成することが、ケアマネジャーの大きな役割であると言えます。
ケアプランは全てのケア計画の大元であり、サービス提供事業所が具体的な個別サービス計画を作成する根拠となります。

プランニングをしていくためには、ケアの目標を立てることが重要です。その利用者の強みや弱み、家族状況やそれら取り巻く環境を把握しながら、その人のその後の人生の目標を一緒に設定していきます。

プランニング機能において、ケアマネジャーは的確な観察力情報収集力などが求められます。

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マネジメント機能

ケアマネジャーには、管理する能力が求められます。
例えば、保険給付される介護サービスが適切であるか、実施状況が効率的であるかをマネジメントしていきます。

利用者の自立支援のために、現在おこなっているサービスが過不足のないものであるか、常に見直していく姿勢が必要です。ただ限度額を超えない程度の利用であればいい、という訳ではありません。
自立支援の視点を持ちながら、個別性のある介護サービスの利用を心がけていきましょう。

調整機能

ケアマネジャーは、あらゆる職種との橋渡しをする役割を担っています。一番分かりやすい場面としては、サービス担当者会議があるのではないでしょうか。

サービス担当者会議で、ケアマネジャーはずっと話し続ける必要はありません。
それぞれの職種が持っている情報を、他の職種が把握できるよう話を傾聴し分からないことは素直に聞けば良いです。ケアマネジャーが疑問に感じたことは、本人や家族、他の職種も疑問に感じている場合がありますから。

ともぞ〜。
ともぞ〜。
サービス担当者会議が、ケアマネの独壇場になったらマズイです。
全員が話せる機会を作り、決めることだけ決めて終了した方が担当者会議はうまくいきます。

相談機能

要介護状態になった利用者とその家族の心情として、不安や葛藤で将来への目標を失ったり、自暴自棄になったりする可能性があります。

ケアマネジャーがその思いを受け止め前向きに働きかけることで、利用者自らが問題と向き合い解決に向けた意欲を高めることができます。

ただ、ケアマネジャーが直接その思いを叶える訳ではない、ということに注意が必要です。過度にケアマネジャーへ依存させてしまうと、かえって自分の身を削ることになりますし、もし担当変更で引き継ぎが必要となった場合に、同じことを求められるのかを考えておいた方が良いです。

権利擁護機能

多くの利用者は、何らかの不安を抱えて生活しています。
その中で利用者に対して判断を求められても、正しい判断が常にできるとは限りません。ケアマネジャーは、利用者の持つ権利を擁護する機能を担っています。

例えば何らかの理由でデイサービスを止めたいと思っていても、職員に気を遣って直接言えず悩んでいる場合、ケアマネジャーが代弁者として利用者の思いを聞き、デイサービス職員と連携する必要があります。

また、利用者本人が利用したくないのに、家族が一方的にサービス利用を求めた場合、それが過剰であると判断できる時には、ケアマネジャーは家族と十分に話し合いをおこなうことが大切です。

ケアマネジャーは常に利用者の立場に立ち、その権利を擁護する姿勢が求められています。

公正中立機能

介護保険制度では、行政がサービス内容を指定するのではなく、利用者がサービスを選べることがその特徴です。

その利用者に適切なサービスが提供されるよう、ケアマネジャーはケアマネジメントプロセスに基づく、根拠のあるサービス選定が求められます。

ケアマネジャーは利用者の自立を支援する一方で、その法人の一職員でもあるという側面があります。
運営上、系列法人のサービス利用を求めらたとしても、ケアマネジャーが対応に困ることがないよう、介護報酬では「集中減算」という規定があります。
この集中減算などの措置があるからこそ、ケアマネジャーの公正中立機能を守る仕組みができています。

 

ケアマネジャーは様々な人と関わる職種であるため、それぞれの思いに板ばさみとなることがあります。
その中で自分が何をすればいいか、何をする仕事なのか見えなくなり、路頭に迷ってしまう人も少なくないかと思います。

今回改めてケアマネジャーの役割を知ることで、自分の役割について再認識できると嬉しいです。

今回のまとめ

・ケアマネには様々な役割があるが、多忙な仕事ゆえ自分を見失いやすい。

・その様々な役割の根底は、利用者の自立支援である。

・ケアマネの地位を守る制度も整備されている。

最後まで、ご覧いただきありがとうございました。

ABOUT ME
ともぞ〜。
ともぞ〜。
介護支援専門員/理学療法士 病院や施設で高齢者と関わる仕事をしています。主に医療や介護に関する情報を発信していますが、メンタル面で生活に役立つことも記事にしてまとめています。